このソフトウェアを4~5ヶ月使ってみて、私はシルバーファストとワークフロー全体が大好きになりました。[私がSilverFastを気に入っている理由:ワークフローが超超速い。
まずはじめに
そもそも、なぜスライドはこれほどまでに普及したのでしょうか。スライドが画像をポジで、しかも正しい色で表してくれることが、普及に貢献したことは間違いないでしょう。そのため、スライドはネガと違って、ライトボックス上で簡単に判断・選別することができます。また、スライドは現像した写真よりもコントラストが高い、つまり最も暗いところと最も明るいところの階調幅が大きいという特徴があります。そのため投影に適しており、色や明るさの再現性が非常に自然で、見栄えのするものとなっていました。だから、多くの欧州の家庭にスライド映写機があり、たくさんのスライドがありました。幸いなことに、スライドはネガフィルムやコダクロームよりも耐光性に優れているので、映写に適しています。
SilverFastの用語では、スライドは「透過性の原稿」のカテゴリーに属します。ギリシャ語の接頭辞 "dia"とラテン語の接頭辞 "trans"は、どちらも「通り抜ける」を意味します。これはもちろん素材を透過する光のことを指します。しかし、スライドなどの透明な原稿をスキャンするためには、フィルムスキャナーや透明化ユニット付きのフラットベッドスキャナーが必要です。
現在、スライドフィルムの製造会社は数社しか残っていません。しかし残っているメーカーは、製品の開発と改良に力を入れ続けています。特にフジクロームのフィルムは、シャープネス、きめの細かさ、耐久性に優れ、コダクロームをも凌ぐと評判になっています。
スライドを高い品質でスキャンすることは、それほど難しいことではありません。スライドの特性からくるいくつかの大事なポイントを押さえておけばよいのです。